第1回沙翁寄席

シェイクスピアを落語風に、しかも、原文も交えながら語ろうという沙翁寄席の記念すべき第一回の高座が12月23日∴ん窯やきもの山房で行われた。

これは茶の間で、沙翁の原文の響きを味わいつつ、シェイクスピア作品を気楽に楽しんでしまおうという贅沢な企画である。美味しいケーキと珈琲も出る。演者は群読集団 冬泉響の三宮 薫。第一回の演目は『間違いつづき』The Comedy of Errorsである。

これは喜劇というより笑劇なので落語風に演じるにはぴったりの作品であり、シェイクスピアにまったく馴染みのなかった団員も楽しめたようだ。

今回は初回ということもあって冬泉響の料理職人妓娃尼が腕を揮ってラズベリーケーキを作ってくれたので楽しいうえに美味しい寄席となった!


もったいなかったのは一般のお客さんが取材に来た新聞記者を含めたった二人という点である。せっかくの試みである。もう少し告知を徹底しなければと思う。

by goro